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日々是好日

片想い:東野圭吾

 アメフトOB達との同窓会、その席でマネージャーをしていた二人の女性に話が及ぶ。美人マネージャーで人気のあった女性は、今は自分の妻として収まっている。もう一人、男勝りで監督と作戦について言い合った程の女性、美月はずっと会っていない。

 帰り道で偶然にも、その元マネージャーの美月をみとめる。何か切羽詰まったような状況だが、とりあえず自分の家で話を聞く事に・・・そこで彼の口から重大な秘密が語られる事に・・・。


 テーマは性同一性障害だろうか。アメフトのポジションや昔のエピソードにより、個々の役割がうまく配置されている。最後には、アメフトのポジションを理解していると「なるほど」と感心させられる場面もあり。読み出すと止まらない、そんな作風がこの作品にも現れている。


 自分の周りでこーいった問題「性同一性障害」という人を見知っていないので、特に感想は難しいが。問題は置いておいて
推理サスペンスとして読んでも面白いと思う。


 そういや昔にトランスセクシャルの人居たっけ・・・どう接していいかわからなんだから、普通の友達として接したけど、結局はそれが一番なんかもね。


 表題の片思いだけど、作中にはいくつもの片思いが出て来ます。好き嫌いじゃないにしても、ずっと心に思っていた事・・・とかね。


片想い

オススメ度   ★★★★

せつなさ度   ★★★

永遠の片想い度 ★★★★