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日々是好日

燃えよ剣(下):司馬遼太郎

 燃えよ剣、ついに読了。
幕末を駆け抜けた偉人、土方歳三の戦い、そして一時の恋の物語り。
下巻は幕府軍に組み込まれた新撰組の、敗戦の記録みたいだった・・・。

 京都鳥羽伏見での敗戦。
 しかし、薩摩長州連合には幕軍を追い討ちする戦力すらなかった。
もしかしたら少しのキッカケで、歴史は変わってたかも知れないと思う出来事。
 薩長連合軍に官軍の名が冠せられる。
その時、総大将である将軍慶喜大阪城を出奔、江戸に帰り絶対恭順を決め込む。

 大阪を発ち、江戸へと帰る新撰組隊士。しかし既に江戸は彼らの安住の地とはなってくれず、厄介払いされてしまう。
 戦いを求めて北へ、北へ・・・
最後まで戦い抜くと決心した歳三、しかし近藤勇と袂を分かつ事になる。
仲間との別れ、死、そして最愛の人とも。
 最後まで官軍に下らず、戦い抜いた男の記録。
単騎、敵地に切り込む姿は壮絶だったであろう・・・。

燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)
オススメ度 ★★★★
歴史度   ★★★★
男前度   ★★★★★