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日々是好日

予知夢:東野圭吾

探偵ガリレオが解き明かす、世にも不思議な事件の数々

って、これ「探偵ガリレオ」の続編なんだけど
そんな事を知らずに買ってしまった^^;
まぁ短編集のように独立した話になってるのでどっちから先に読んでもいいんだけど

「夢想る(ゆめみる)」「霊視る(みえる)」「騒霊ぐ(さわぐ)」「絞殺る(しめる)」「予知る(しる)」など、全5編
その中から予知夢の原題になってるであろう「夢想る」をご紹介

ある夜、16才の少女の部屋に男が忍び込んだ
しかしそれを察知した母親はなんと猟銃を持ち出し発砲
からくも男は逃げ出したが、途中ひき逃げの現行犯で逮捕

逮捕されたのは27才の青年
これで事件は簡単に終わるかと思われたが
男の供述では、予知夢により少女と結ばれる運命にあったという
その予知夢を見たのが17年前、男が小学校の頃である
それを裏付けるかのように当時の卒業アルバム等が発見される
そこには相合い傘で男の名と、一般的には珍しい少女の名前が連なっていた

本当に予知夢は存在するのか?
少女の家族は青年とのかかわりを否定
地理的条件からも両家につながりがあったとは思えない

しかし天才物理学者湯川博士こと、探偵ガリレオは見事な推理で事件を解決に導く
その推理とは・・・


これは見事な作品ですな
一見オカルトにしか見えない非科学的な事件が
湯川博士にかかると、あっとゆうまに現実的な事件に早変わり
「こんな事ありえねぇ〜」なんて思ってると見事に騙されます^^;
ちなみに湯川博士佐野史郎さんのイメージだとか
うぅむ・・・博士っぽくもう少し朽ちた感じで思ってたんだけどなぁ

オススメ度 ★★★★★
オカル度  ★★★★
科学技術度 ★★★★

予知夢 (文春文庫)

予知夢 (文春文庫)