新・ロードス島戦記（４）：水野良

久々に出ましたね、ロードス最新刊
前出たのはいつだろう・・・　オリンピック級小説？（いろんな意味でｗ）

　ロードス島戦記は、いちばん最初に読んだ小説（最初にハマッタ）なんだけど
もう10年以上続いてるよなぁ・・・
水野さん筆が遅いから、待ちくたびれるんだけど＾＾；
その間にクリスタニアやら魔法戦士リウィなんかのシリーズも出てたねぇ
ロードス島伝説も面白かったけど、リプレイは特にお勧めする

って、肝心の本編なんだけど・・・
なんか薄い・・・
宮部サンやら東野さんが厚いだけなのかな？
本格小説に慣れてしまったのか！？
内容もあんまり・・・
というか、まだ体調が万全でないから評価にも影響してるのかも・・・

　今回も「不幸の象徴」公王スパーク君の受難は続きます
ロードス本島とマーモ島を結ぶ海路が、謎の軍船によって閉鎖されてしまいます
今やカノン王国との貿易はマーモ公国にとっての生命線
これが断たれると１月も経たぬうちに公国は破滅の道へ転がり落ちてしまいます
急遽港へ向かうスパーク一行
今回は公私共に認める未来の公姫、小ニースはお供せず、心無しか落胆気味のスパーク君ｗ

　しかしスパーク達が港に着く前にマーモ船団が謎の軍船によって壊滅させられてしまいます
「スパーク君ってぱ不幸！」（そういや最近、「公王の友人」リーフのこの言葉聞いてないなぁ・・・今回はそれどころじゃないか＾＾；）

　まぁ公王スパークが来たからには万事解決！
・・・な訳なく、失敗ばっかりのスパーク君
しかし、転がってもタダで起きない不思議な人ｗ
あの伝説になってる２人との再開と、小ニースの助言で事件は一気に解決に向かうのでした・・・
（あの人達が出て来ると、何でも解決しちゃうから切り札みたいなもんだねぇｗ）

そんな感じでしたが、今回は魔法とかファンタジーっぽいのが少なかったような気がする
あと今までにない試みとして「恋愛」が大きく関わってる内容になってたり
敵味方様々な思惑が絡み合う人間模様・・・とでも申しましょうか・・・
しかしスパーク君の不幸も、ついに「女難」まで行きましたかｗ

次巻あたりで完結するのかな？
いやはや、次はいつ出るのでしょう・・・

オススメ度　★★★
剣と魔法度　★★
スパーク君不幸！度
　　　　　　★★★★

新ロードス島戦記〈4〉運命の魔船 (角川スニーカー文庫)