- 作者: 黒田勝弘,畑好秀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/01/10
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
オススメ度 ★★★
オススメというか知識の補完に
これによれば昭和天皇が実際に内政干渉(部下に指示・統率)したとされるのは2回
2・26事件の折、首相の安否が不明な為に自らクーデター鎮圧の指示を出した
(「私が任命した大臣を殺すとは何事か」と大層お怒りだったとか)
こういう非常時に政治的空白が起きず、国家君主代行としての行動がスムーズに行えるのは良い事だと思う。
終戦の時、首相が決断を差し迫られ陛下に意見を聞きに来たら「戦争?やめれば?」と言った事
(まぁ会戦時も戦時中も何度も「戦争やめようよ」と言っていたのだが)
そういえば気になった言葉
「そう方々から頼まれてはヒロポンの注射でもしなくては」
民間の雑誌に歌を載せた反響が大きく、方々から我が誌にもと打診があり昭和天皇が仰った
ヒロポンは一種の麻薬だが当時薬局でも買えて、人気作家が精力的に執筆する為に注射してた所からきた言葉との事
現在はもちろん違法だが、だからといって当時の人を非難するのは筋違い
例えば、明日から禁煙法が施行されたとしても「昨日、タバコ吸ってたから有罪」では
法治国家はなし得ない、法の不可逆というのがあるからね
まぁ何が言いたいのかと言うと昭和天皇は良い人だ、もっと歴史を勉強しよう かな?w