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日々是好日

私が彼を殺した*1:東野圭吾

 またやっちまった・・・
本書は犯人の名前を載せていない、読者に真っ向から推理勝負を仕掛ける本格推理小説どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)」に続く第2段
って、また2作目から買ってしまったじゃないかーっ!!
まぁ前出「探偵ガリレオ」も完結してる物語だったから良いんだけどね
袋とじ付録を見ると「前作より難しくなってる」との事・・・
まぁ全然推理外れてもしゃーないわな、誘惑に負けて巻末の推理手引き見てもしゃーないし・・・
と、言い訳はこの辺で・・・

それにしてもアレは分からんわぁ
さりげない動作が犯行をほのめかしているとは・・・
しかも証拠は・・・うむぅ

 という訳で犯人の発表です!

今回の犯人は・・・神林美和子さん!
(以下ネタバレ注意)

な訳なかったですねw

でも一時期本気で可能性を考えてましたw
でもそれだと毒を仕入れる方法が無いし、動機があやふやだわな


んで謎解き編、容疑者は3人
被害者の妻になる予定だった神林美和子の兄、神林貴弘
動機は近親相姦、まぁ好きな女を取られたくなかったんだねぇ
ちゃっかり毒も持ってますし
結婚式当日にはピルケースに触れる機会は無かったけど、前日に薬の入ったビンに触れる機会はあった
運良く(悪く?)美和子が席を立ったのでビンの中に毒を混入する事も可能
でもそれだと被害者が死んだのは「たまたま美和子が入れた薬が毒だった」って事になってかなり運の要素が強い
とりあえずは保留って事かな?

次は神林美和子の出版社の担当である雪笹香織
被害者の元愛人(というか遊ばれただけ?)で、担当でもある
被害者と美和子は彼女を通して知り合った訳でその辺の怨恨も深いかと
毒を持った可能性は五分五分だけど毒を混入できた可能性は高い
結婚式当日に神林美和子にべったりだったからねぇ
ただピルケースに関しては部下に持たせていたので可能性は低いかな?
でも彼女はハッキリと「私が彼を殺した」と言ってるので・・・どうかな

最後に被害者の友人で有能な部下である所の駿河直之
好きだった彼女を被害者に取られ、ボロ雑巾の用に捨てられた挙句、彼女は自殺してしまう
何より毒を仕込んだ張本人に最も近くに居たのが駿河直之であろう
まぁ可能性は雪笹香織と同じく五分五分なんだけどね
仕込んだのはいつだろう・・・?
当日は雪笹からピルケースを貰うとすぐにボーイに渡しているしなぁ・・・
でも彼も「俺が彼を殺した」と言ってるしなぁ・・・


って、巻末付録を見たら一気に解決しちゃうんだけどねぇ^^;
だって○○○○○が二つあるなんて、最初の方で見逃してしまいがちだし
何より○○の受け取ったピルケースが、人の目を離れた描写だってさらっと読み流してしまうような所・・・

なんにしても負けましたわw(勝てる見込みはなかったけどw)

オススメ度 ★★★★★
本格推理度 ★★★★
楽しみは後にとっておきましょう度
      ★★★★★