- 作者: アイザックアシモフ,Isaac Asimov,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1998/12
- メディア: 文庫
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オススメ度 ★★★
本作はイライジャ・ベイリの活躍するロボットミステリー3部作の続編であるけれど
(鋼鉄都市、はだかの太陽、夜明けのロボット)
前作、夜明けのロボットから200年後の世界という設定のため
イライジャが他界して既に180年が経過している
その為、主人公はロボット、ダニールとジスカルド
それにマダム・グレディアとなっている
惑星ソラリアに住む人間が突如として消えた
彼らはいったい、どこに行ったのか
その調査に向う為、グレディアと2体のロボットがソラリアに向う
しかし、その裏では恐ろしい計画が進められていた
(以下ネタバレあり)
とは言ったものの、精神感応システムを持っているジスカルドがキーとなるのは確かだし
イライジャの代わりに、ダニールが探偵役となり様々な推理を展開してくれている
ただ、彼らはロボットな為、推理にも限界があり
結論がいつも「我々は何もできない」で終わってるのが、どこか物悲しい
登場人物にはイライジャの子孫であるDJベイリ(名前の由来は本書を見るべし)
まだ地球への(そしてイライジャへの)復讐心に燃えるマスター・アマディロ
アマディロの腹心、そしてグレディアの子孫と名乗る青年
アマディロの部下で、ジスカルドを自分のものと言って憚らないファストルフ博士の娘、ヴァジリア
肝心のファストルフ博士は亡くなってしまっている
地球の未来は2体のロボットにゆだねられた