要点を捉える、理にかなった、本質を突いてるなどの意味がある、らしい。
以下参照
誤用とされていたが三省堂国語辞典は検証の上撤回、誤用ではないとしている。
ただ、いまだに議論のある言葉。
・的は射るもので得るものではない?
「正鵠を得る」「当を得る」という言葉があるので間違い。
正鵠は的、または的の中心のこと。
・的を射るの誤用か?
時期的には「的を得る」「的を射る」という慣用句が出てきたのは同じような時期らしい。
また、「的を得る」は「正鵠を得る」または「当を得る」と同じ意味なのでそれらが変形した言葉だと考えられているが、
「的を射る」は「金的を射る」が変形したものと考えられる。
参考
http://biff1902.way-nifty.com/biff/2014/05/post-8ee7.html
以下転載
(略)
私は、下記の理由で、むしろ「的を射る」こそ誤用が定着したのではないかと思っています。
まず「国会会議録」と「帝国議会会議録」より類似の慣用句の使用数を調べました。
国会における、慣用句の使用状況の変化
① 昭和8年「正鵠を得」初登場
② 昭和9年~22年
的を得 0 的を射 0 金的を射 2
正鵠を得 8 正鵠を射 0③ 昭和22~27年
的を得 3 的を射 3 金的を射 1
正鵠を得 34 正鵠を射 2 図星 9
図星24年2月初登場
的を得25年2月初登場
的を射26年2月初登場(略)
また、早期の国会での「的を射る」の使用例も内容としてはほとんどが「金的を射る」の意味がふさわしい内容であり、現在の「的を射る」はよく言えば変化した、悪く言えばこちらこそ「誤用」ではないかと思います。
「正鵠を得る」「正鵠を射る」「的を得る」は同じ意味で使われていますが、「的を射る」は「金的を射る」の意味で使用されたのち「的を得る」と同じ意味に変化していったのではないでしょうか。(略)
投稿: ミスターK | 2014年12月28日 (日) 15時57分
「的を射る」が出てきた当初は、「金的を射る」と同じ意味、「あこがれていたものを手に入れる」という意味で使われており、のちに的を得ると同じ「要点を捉える」という意味に変化していった、らしい。
ならば、混同されたのは「的を射る」の方であり、本来は誤用とするのは逆ではないだろうか?